シベリ屋

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粘土でサーバルキャットを作る【第2話】

みなさんこんにちは、お晩のかたはこんばんは、おめざのかたはおはようございます。

シベリアです。

 

前回、ハイエナにしか見えねえフィギュアから劇的に猫っぽくなった感動の展開(↓詳細は下記リンク)からあけまして、次回予告通り完成イメージの練り直しから続けていこうと思います。

 

siberia.hatenablog.com

 

 

 

もっと詳しく描き出してみる

前回こんなんを描いて強制的に作り始めてしまったばっかりに大変作成に苦労し、題材のことをよく知っておくことを痛感したため、サーバルキャットとはどんな姿なのか、いま一度しっかり描いてみることに。

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こんなん

写真集『サーバルパーク』『ホネホネ博物館』を参考に、スケッチしてみました。

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超頑張って描きました。超頑張った感出てるでしょうか。

体のパーツのだいたいの寸法と、立体的にどうなってるのか特徴を捉えることが目的なので、絵というより設計図っぽい感じになってます。なってるんですよ。

 

わかったことは、サーバルキャットはまずものすごく顔が小さい

それから耳が顔とほぼ変わらないくらい大きい

イエネコ(一般的なネコちゃん)より鼻が黒く目立ち、少し目元の彫りが深い

キリンのように脚が細長く、それに対してしっぽは太短め

胴体も細長い。

 まとめると「とにかくスレンダーで小顔、耳が大きい」こんなところでしょうか。

「写真見りゃわかるわ」って感じに思われるでしょうが、その写真の観察が足りなかったんですね。

では、スケッチがまとまったところで造形に移りましょう。

サーバルパーク (SUN-MAGAZINE MOOK)ホネホネ博物館 (生きもの好きの自然ガイド このは No.8)

↑上で言っている参考文献はこちら。

 

サーバルキャットになれるかな?

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現時点ではこんな感じ。少し表情というか、生きた感じを出すため顔は横を見てる位置にしました。

スケッチと比較すると、

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こんな感じでしょうか。目標が定まると「やってやろうじゃねーの」って気持ちも出てきます。

それでは、やってやろうじゃねーの。

 

形を整えるにあたって避けて通れないのが「ナイフかやすりで削る」ことなんですが、今回使っているこの粘土、ハーティソフトクレイは、「削る・やするのに向いていない」と評判です。

パジコ ハーティソフトクレイ 200g [白]amazonでの販売はこちら。

理由は乾いても弾力があること。キメのメッチャ細かい発泡スチロールを想像してみたらいいかもしれません。さくさく削れずに、ボリボリえぐれてしまうとのこと。

・・・・・・・ほんとか?

疑り深い私は一度自分で確かめないと気が済みません。「やってみなきゃわからない、大科学実験で」の精神です。デザインナイフをススっと滑らせてみると…

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削れた。

飛び出たところを大まかに削るくらいは可能でした。ほらね!やってみなきゃわからないでしょう大科学実験で!しかし…

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ガタガタになっちゃった

平らな部分をさらにスーッと削ぐのはダメなようです。確かにナイフだけで整形は無理がありそうですな。

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スケッチと照らし合わせながら顔も作っていきます。

ちゃんとした絵便利ぃー!! 

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余計なところを掘った段階です。耳も作り直しました。

次は脚をまっすぐにしていきます。

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脚をすねと足先に切り分け、すねは竹串で位置を新しくします。

つま先も長すぎるので埋めてある土台をニッパーで切り落としました。

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四つ足とも整えた状態がこちら。美脚ですね。…あんまり変わらない!?そんなことないです!!

 

体が大体整ったので首をくっつけてしまいましょう。あんまり頭だけ遠くにあるとどろどろが出てきて触ると死んでしまいます。

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黙れ小僧

シシの神の話をしてしまいましたがこれはサバンナのキャットです。

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横顔とバックショット。

…ちょっと近づいてきたようなそうでもないような。

人にこの姿を見せたところ「おいなりさん」と評判でした。うんわかる。でもキャットです。

一旦乾燥させるため、作業はここまでとしました。

 

次回予告〜さっさと完成させろ!〜

すいません。寝るのに忙しくて…。

さて今回わかった問題は、ハーティソフトクレイ単体では仕上げまで出来ないということ。

表面の細かい表現はこの素材では無理でしょう。ですので、次回は今のボディを芯にして、別の素材を盛ることで表現していくことにします。

どんな素材を使うのか。いつ完成すんだよ。おう早くしろよ。

脅さないでください、次回をお楽しみに!