貴和製作所のキットでアクセサリー作ってみた【後編】
シカ!
いよいよ製作に移ります。
これまでの道のりはこちらから↓
貴和製作所のキットでアクセサリー作ってみた【前編】 - シベリ屋
各パーツは正しく入っているようです。
では説明書を見てみましょう!
ババン!!
えっ
手順が①しかない。
しかも①で完成している。
思いました。「ガンプラの作り方説明書と違う…」
「ガンプラのノリでイケるっしょ」発想は完全にハズしていたようです。
でも…それってカンタンってことでは?
パッケージにも難しさレベル1って書いてあったし…
余裕?もしかしてヨユー?
しかし直後、そこそこの地獄を見たのです。
「ヤットコ2本」?
アクセサリーパーツをつなぐものとして「丸カン」があります。
金属の輪っかに切れ込みが入っていて、これをこじ開け、パーツを加えたらまた閉じて使います。
そしてこの説明書によれば、「ヤットコ2本を両手で持ち」丸カンを開閉しろとのこと。
1個しか買ってねーよ。
仕方ない、ここはプラモ工具の出番だ!
要はパーツをしっかり掴めればいいわけなのだから、ピンセットで代用できるはずだ。
しかしこのピンセット、力を加えると絶妙にしなりやがりました。
丸カンをねじ曲げることができず、シナシナするばかり。
……。
手だな。
ヤットコを右手に、パーツを左手にして、わずか数ミリの輪っかに力を加えると…
開いた。
正直、メッチャ指先が痛い。これが本当のハンドメイドってか。
このゴリラ的な手法(?)で丸カンを攻略した私は、
途中でとにかくパーツを落としまくり、床を這いつくばり、見つけたのをまた落としたりしながら
パーツを繋いでいきました。
ほれ
ほれ
ソイヤ!!
ほぼそのまま使える形まで進みました。
「え、最初のデザイン案と違くない」そうです。
魚がぶら下がっている部分ですが、
あの形にするには一つの丸カンに、パーツを3つ通さなければならないことに製作中に
判明し、私の技術では無理でした。
やむなくこの形になりましたが、…こっちのが可愛くないですか?可愛いですね。
試着してみたところ相当ゆるいサイズだったので、パーツを間引いて短縮しました。
こんな感じ。
太い腕ですいません。赤ちゃんみたいとよく言われます。
ウオアー!出来てる。
この後友人本人にサイズを確認させてもらったところ、
若干長さを足した方が使いやすいだろうと、短いパーツを足すことに。
日を改めて来店し、購入してきました。
この日たまたま声をかけた店員さんが、
「昨日来てくださった方ですよね!?もう出来たんですか?すごい!」と。
私なんて1日何人も来る客のうちの一人でしかないのに、とものすごい高揚感に包まれました。
接客業てすげーな…。
選んだのがこちら。
極小の丸カンでつながっているスワロフスキーのチェーンです。
これの丸カンの部分を外し、取れたパーツを両端に繋げて…
アー!!
アーー!!
ついに、ハンドでメイドをクリアしてしまいました…。
実は製作中、「買った方がよくね?」と逆に思うくらい
おびただしい回数挫けそうになりました。
でも、中学生の作文じゃないですけど、達成感パないです。
製作中「恐ろしいものに手を出してしまった…」→完成後「また作ろ♪」
いわゆる「沼」と言われる類の趣味に、ハンドメイドも入るんじゃないかと感じました。
ラッピング選びも楽しみです。
ちなみに友達の誕生日は半月前です。おせーよ。